アプリケーション開発環境

 H-15BJ用のアプリケーションプログラムを開発するための開発環境について説明します。

主な特長

「Windows Embedded CE 6.0 R3 日本語版」搭載

 Windows CEを搭載したことにより、Microsoft社の強力な統合開発環境である「Visual Studio」を利用して、Windowsアプリケーションの開発経験やソフト資産を生かしながら、効率よくアプリケーションプログラムの開発を行えます。

「.NET Compact Framework 3.5」 標準搭載

 C#やVisual Basicを使用して、マネージドコードのアプリケーションプログラムを容易に開発できます。マネージドコードの実行環境である「.NET Compact Framework 3.5」をROMに標準搭載しているため、アプリケーションプログラムをインストールする際に、.NET Compact Frameworkをインストールする必要はありません。

「Windows Embedded CE 6.0 用 Internet Explorer」 標準搭載

 WEBアプリケーションを使用する場合は、デスクトップ版のInternet Explorer 6 と互換性が高い「Windows Embedded CE 6.0 用 Internet Explorer」を使用できます。WEBアプリケーションでH-15BJを制御するために使用できる「H-15BJ ActiveXコントロール」も内蔵しています。

余裕のRAM容量

 256MBのRAM容量があるため、規模の大きなアプリケーションも安心して開発できます。C#やVisual Basicで開発したマネージドコードを実行する際にロードされる「.NET Compact Framework 3.5」のランタイムモジュールも余裕でロードできます。

大容量Flashメモリ

 電池が消耗してもデータが消えない内蔵Flashメモリをファイルとして使用でき、初期状態では約400MBの空き容量があります。電池消耗によりRAMの情報が消失した場合に備えてバックアップデータを格納したり、一度インストールしたら頻繁に更新しないマスターファイルを格納しておくなど、システム運用を安全かつ容易にするために大容量の内蔵Flashメモリをご活用ください。

microSDカードスロット

最大32GBまでのmicroSDHCカード、または最大2GBまでのmicroSDカードを装着することができます。アプリケーションプログラムやマスターファイルをインストールする際にもmicroSDHCカードやmicroSDカードを利用すれば、簡単にセットアップ作業を行うことができます。


アプリケーションプログラムの開発に必要な開発環境

 H-15BJ上で動作させるアプリケーションプログラムを開発するときは「Microsoft Visual Studio」を使用します。
 次の何れかをご用意ください。
  • Microsoft Visual Studio 2005 SP1 (Standard Edition以上) (市販品)
  • Microsoft Visual Studio 2008 (Professional Edition以上) (市販品)
(注意)
  • 「.NET Compact Framework 3.5」に対応したプログラムを開発するには「Visual Studio 2008 (Professional Edition以上)」が必要です。
  • Windows CE/Mobile アプリケーション開発」に対応していないEditionのMicrosoft Visual StudioではH-15BJ用のアプリケーションプログラムを開発することはできません。
  • 「Microsoft Visual Studio 2010/2012/2013/2015/2017」は「Windows CE/Mobile アプリケーション開発」に対応しておらず、H-15BJ用のアプリケーションプログラムの開発には使用できません。
  • 「Visual Studio Professional」のサブスクリプションを契約することにより、旧バージョンの「Visual Studio 2008 Professional Edition」をダウンロードして使用することができます。サブスクリプションを契約する前に、「Visual Studio 2008 Professional Edition」をダウンロードして使用できる契約であることを確認してください。(2017年9月現在)

 さらに、「Microsoft Visual Studio」で使用する H-15BJ用 SDK などを収めた「アプリケーション開発キット for H-15BJ」が必要です。詳しくは次のページをご覧ください。


使用可能なプログラミング言語やライブラリ


「Visual Basic」 または 「C#」 による開発

 H-15BJは「.NET Compact Framework 3.5」を標準搭載しており、Visual Basic または C# を使用してマネージドコードのアプリケーションプログラムを開発することができます。
 マネージドコードのアプリケーションプログラムでは、次の専用ライブラリを使用できます。

「C++」 による開発

 C++を使用してMFCやWIN32 APIなどを用いたネイティブコードのアプリケーションプログラムを開発することができます。
 ネイティブコードのアプリケーションプログラムでは、次の専用ライブラリを使用できます。

リモートサーバー上のアプリケーションをH-15BJで操作する方法

 リモートサーバー上で動作するアプリケーションを開発し、無線LANを介してH-15BJで遠隔操作することもできます。 H-15BJでは、次の2種類の方法があります。

Internet Explorer を使用する

 Webサーバー上で動作するWebアプリケーションを開発し、H-15BJに搭載されている「Internet Explorer」で操作します。
 Webアプリケーションでは、次の専用ActiveXコントロールを使用できます。

リモートデスクトップ接続を使用する

 ターミナルサーバー上で動作するアプリケーションプログラムを開発し、H-15BJに搭載されている「リモートデスクトップ接続」で操作します。

USB接続でPCとファイル転送を行うためのプログラムとライブラリ

 Windows PCとH-15BJをUSBで接続してファイルの送受信を行うアプリケーションを開発するときに利用できるプログラムやライブラリ(C++用)を提供します。


 アプリケーションプログラムを開発または運用する際は、次の項目もご確認ください。


最終更新日:2017/09/04